Wi-Fiで使用する周波数帯の違いを知りたい
説明
無線LANが使う周波数帯域には、2.4GHz、5GHz、6GHzの3つがあります。
それぞれの利点を活かして、設置場所を変えたり、利用場所に応じて、周波数帯域を切り替えてご利用ください。
無線LANルータの通信規格は複数あります。最新の規格の製品を選ぶ際は、一緒に使う接続機器が、その規格に対応していないと、規格に合う速度が得られないこともあります。
周波数帯域の種類とその長所と短所
2.4GHz (11ax/11n/11g/11b) | |
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長所 | 壁や床などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすい |
短所 | 同じ周波数の機器が多いので、混雑して通信不安定になりやすい |
5GHz (11ax/11ac/11n/11a) | |
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長所 | 他の無線との干渉が少ないので、繋がりやすく安定している |
短所 | 壁や床などの障害物に弱く、距離が長い電波が弱くなる |
6GHz (11ax) | |
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長所 | 電波干渉がない6GHz帯に対応しているため、高速で信頼性の高いWi-Fi接続が可能 |
短所 | 5GHzより障害物の影響を受けやすく、別室や屋外での利用に不向き |
電波干渉と周波数帯
電波干渉の影響(影響がないほど通信速度が安定している)
電波干渉とは、電子レンジやコードレス電話機、Bluetooth機器、特定の医療機器などの電波がぶつかり、お互いに影響を与える現象です。(電子機器が2.4GHz帯を使用していることが多い。)
2.4GHz
5GHz/6GHz
※5GHzより6GHzが受けにくいです。
GHzの数値が上がるほど電波干渉を受けにくくなります。
障害物と周波数帯
障害物の影響(影響がないほど遠くに電波が飛ぶ)
壁や扉など物理的な障害物がないほど、電波は届きやすくなります。周波数帯の数字が大きくなるほど障害物の影響を受けやすいです。
5GHz/6GHz
2.4GHz