無線LAN(Wi-Fi)接続が不安定な場合の対処方法
説明
今まで通信できていた無線LAN(Wi-Fi)接続が途切れたり、通信速度が遅くなったりする、などの不安定になる問題が発生した場合は、次の項目を順番に試行してください。症状が改善した際はそれ以降の項目を試行する必要はありません。
-
● STEP1 : 再起動と無線LAN機能が有効となっているか確認
-
● STEP2 : 電波干渉になる障害物と距離による減衰を確認
-
● STEP3 : 現在接続していない方の周波数帯に接続
-
● STEP4 : セキュリティソフトやファイアウォールの影響
-
● STEP5 : 各デバイスのファームウェア、ドライバアップデート
-
● STEP6 : STEP1~5で解決しない場合
STEP1 : 再起動と無線LAN機能が有効となっているか確認
接続できなくなった機器と端末の電源を入れなおして機器の再起動と、無線LAN機能が有効になっているか状態を確認してください。詳細は以下のページにて確認ができます。
無線LAN機能が有効となっているか確認する
STEP2 : 電波干渉になる障害物と距離による減衰を確認
- ルータ(親機)の場所が壁や部屋で分かれている、別フロア、戸棚の奥、屋根裏、ロフトにあるなどの際は、各機器をなるべく近くへ移動することで安定する場合があります。移動をして症状が改善されるか確認してください。アンテナ付きのルータは角度を変えてみてください。
- 中継器や他のルータを設置中の場合は、ルータ(親機)以外のアクセスポイント機器の電源をオフにして、パソコン/スマホなどの子機をルータ(親機)の近くでWi-Fi接続をして、電波干渉となる中継器等のアクセスポイント機器がないか、を確認してください。
- ルータ(親機)のホームページやマニュアルに記載されている利用台数・人数・家タイプ(戸建・マンション)を目安にして、Wi-Fi機器の台数を確認してください。使用していないWi-Fi機器は電源をオフにすることで、改善される場合がありますのでお試しください。
※環境によりルータの設置場所は家の中心が良いとは限りません。パソコン/スマホ等との距離や障害物により異なりますので、環境に応じて移動してください。
- 注意事項
- ・WiMAXなどモバイルWi-Fiルータの場合は、鉄筋コンクリートの建物内、高いビルに囲まれた場所、鉄筋のマンションで窓から遠い部屋、地下室等の電波が届きにくい場所でご利用中の際は、提供エリア内でも通信速度が遅くなったり接続できないことがあります。電波表示の感度が低い場合は、携帯電話などと同じように電波状況の良い場所へルータを移動してご利用ください。
- ・WiMAXの通信速度制限、サービスエリア、メンテナンス情報、お支払い状況の確認は以下のページを参照ください。
BIGLOBE WiMAX 通信速度制限について
サービスエリア、メンテナンス情報、お支払い状況の確認(WiMAX)
STEP3 : 現在接続していない方の周波数帯に接続
2.4Ghzまたは5Ghzの現在接続していない方の周波数帯に接続を試します。2.4GHz帯は無線LANルータ以外にも、電子レンジやコードレス電話機、Bluetooth機器、特定の医療機器、などの電子機器が2.4GHz帯を使用している場合が多い為に、帯域混雑による電波干渉を受けやすい帯域です。 5GHz帯は干渉が少なく安定しやすい帯域です。各周波数の特性は次の表を参照ください。
周波数帯域 | 2.4GHz帯域 | 5GHz帯域 |
---|---|---|
無線規格 | 11n/11g/11b | 11ac/11n/11a |
長所 | ・壁や床などの障害物に強く、 電波が遠くまで届きやすい |
・他無線との干渉が少ないので、 繋がりやすく安定している |
短所 | ・同じ周波数の機器が多いので、混雑して通信不安定になりやすい | ・壁や床などの障害物に弱く、 距離が長いと電波が弱くなる |
- ・
- 電子レンジやBluetooth機器を利用すると無線LAN(Wi-Fi)接続が切れる・遅くなる場合は、5GHz帯に切り替えて試してください。
次の手順で別の周波数帯のSSIDへ接続をして、改善されるか確認ください。
- SSIDと暗号化キーを確認します。多くの製品ではルータ本体のシールに2.4GHz帯のSSID(ネットワーク名)はGを含み、5GHz帯のSSIDはAを含んで記載されています。製品によっては5GHzに対応していないものもありますので、不明な際はマニュアルやメーカーで確認してください。シールでSSIDと暗号化キーを確認する方法は以下のページを参照ください。
- WiMAX等のモバイルWi-Fiルータの場合
- ・モバイルWi-Fiルータは、基本的に初期状態では2.4GHzモードに設定されています。別の周波数を使用する際は、まずルータ(親機)を別の周波数帯のSSIDへ変更をしてからパソコン/スマホなどの子機で接続してください。
一般的にルータ本体のディスプレイの設定画面からWi-Fi設定を開き、Wi-Fi設定画面でルータのSSIDが変更できます。
(WXシリーズの例:「設定」→「LAN側設定」→「Wi-Fi設定」→「5GHz」など選択)※ 詳細は製品マニュアルをご確認ください。
- ・5GHzを利用する際は屋内では(屋内/W52)を、屋外では(屋外/W56)をご利用ください。
- SSIDと暗号化キーを確認後、次の手順で別の周波数帯SSIDに接続しなおします。
- 注意事項
- ・必ずしも5GHzに接続した方が良いわけではありません。別の階からの接続やルータ(親機)とパソコン/スマホなど子機との距離が離れている際は2.4GHzで接続した方が安定する場合があります。
- ・映像、音楽配信サービスなど大容量データ通信を行う場合は5GHzの方が安定する可能性が高くなります。
- ・状況により安定する帯域は異なりますので、環境に応じて周波数を選択してください。
STEP4 : セキュリティソフトやファイアウォールの影響
セキュリティ対策ソフトまたはファイアウォールを、一時的に無効にして確認します。問題が解決した場合は、セキュリティ機能は有効のままで、通信が不安定なソフトウェアやアプリを例外に設定したり、許可設定を行うことで解決される場合があります。
※機能を無効にする方法、例外や許可設定をする方法は対象のソフトウェアや各製品の製造元で確認ください。
※セキュリティ設定は長い時間オフにせずに、必要な確認が終わりましたらお早めに設定を元に戻してください。
STEP5 : 各デバイスのファームウェア、ドライバアップデート
ご利用機器(親機と子機)のドライバや、ご利用アプリのファームウェアが古い場合は通信が不安定になる可能性があります。各機器のホームページや製品メーカーへ最新版を確認して、ファームウェアのアップデートをおこない、再接続を試行してください。
STEP6 : STEP1~5で解決しない場合
STEP1~5で問題が解決しない場合は、下記の連絡先にお問い合わせください。
